DRAFT / たたき台

京都 施設外玄関帳場 事業計画

Dent Inc. 新規事業検討 / 出典: 京都市 許可施設一覧 2026年5月末(全3,891件)

01エグゼクティブサマリー

京都市の宿泊許可施設は簡易宿所が支配的(84%)。その多くが無人運営で、旅館業法上「概ね10分駆けつけ」を満たす施設外玄関帳場を必要とする。市内の帳場は現状141拠点のみ=1帳場が平均22施設をカバーする過密状態。Dentの運営代行アセットを活かし、簡易宿所が高密度に集まる立地へ帳場を新設、帳場フィー+フル代行アップセルで収益化する。

3,141簡易宿所(束ねる対象)
141既存 施設外帳場
304帳場800m圏外の簡宿
441最有力立地の800m圏簡宿
結論(たたき): 最有力候補は 下京区(京都市下京区油小路通六条上る卜味金仏町177番地8 周辺)。800m圏内に簡易宿所441件が集積し、かつ同区の既存帳場は簡宿28件を1拠点で抱える手薄状態=獲れる余地が大きい。獲得率25%(110施設)で帳場単体でも黒字、フル代行アップセルを含めると月次営業利益 246万円 の水準。損益分岐は45施設
戦略の要点 — 密度 vs 空白の緊張: 市内簡宿の90%は既に既存帳場の800m圏内にあり、密度が最大の南区・下京・東山は「圏としては飽和」。ただし飽和=契約済みではない(1帳場が平均22施設しか抱えず、物理的到達圏はその数倍)。狙いは①母集団が大きくかつ②既存帳場が薄く伸びている(簡宿/帳場比が高い)立地。左京(比44)・北(42)・上京(37)・中京(31)・下京(28)がこの条件に合う。純粋な未開拓地(ホワイトスペース)は左京・上京の小ポケット(最大34施設圏)。

02市場: 京都の宿泊供給構造

区別の簡易宿所・帳場・未カバー数。「簡宿/帳場」が大きい区=1帳場に需要が集中=新規帳場の余地。

簡易宿所施設外帳場帳場800m圏外簡宿/帳場
下京区737263928
東山区679302323
南区51236414
中京区466151131
上京区25673437
伏見区141104014
左京区13238144
右京区9893311
北区8322442
山科区2111121
西京区16248

※「帳場800m圏外」= 既存のどの施設外玄関帳場からも800m圏内に入らない簡易宿所。競合が薄く、新規帳場が獲りやすい母集団。

03候補地: 800m圏ホットスポット

A. 総需要密度 TOP5(収益ポテンシャル最大)

その地点に帳場を置いた場合、800m圏内に存在する簡易宿所の総数で順位付け。

#800m圏 簡宿内 未カバー中心住所(近傍簡宿)
1南区4890京都市南区東九条中殿田町18番地1
2下京区4410京都市下京区油小路通六条上る卜味金仏町177番地8
3東山区4180京都市東山区六波羅南門通西入池殿町204番地4
4中京区2780京都市中京区壬生坊城町5番地
5東山区2410京都市東山区本町十丁目176番地6

B. ホワイトスペース TOP5(競合が薄い×密集)

既存帳場の800m圏外にある簡宿が多い地点。先行者利益を取りやすい。

#800m圏 簡宿内 未カバー中心住所
1左京区3434京都市左京区一乗寺西杉ノ宮町6番地
2下京区3333京都市下京区東洞院通五条下る三丁目和泉町541番地2
3上京区7125京都市上京区出水通智恵光院西入田村備前町218番地
4下京区5720京都市下京区七条御所ノ内南町93番地1 1階
5北区2316京都市北区紫野上鳥田町35番地1
同梱の index.html(インタラクティブ地図) で、これらの立地の800mカバー圏・簡宿ヒートマップを視覚確認できます。

04収益モデル

売上の柱

  • 帳場フィー: 本人確認・鍵受渡・24h緊急対応・名簿管理をパッケージ。¥20,000/月/施設
  • 初期セットアップ: スマートロック設置・登録。¥30,000/施設(立替回収)
  • アップサイド=フル代行: 帳場契約先の一部を運営代行フルパッケージへ。追加粗利 約¥40,000/月/施設

コスト構造

  • 固定: 家賃18万円+人件費50万円+ICT6万円+その他4万円 = 78万円/月
  • 変動: ¥2,500/月/施設
  • 限界利益/施設: ¥17,500
  • 損益分岐: 45施設(帳場単体)

05開業想定 P&L(最有力立地 下京区・800m圏441施設ベース)

シナリオ契約施設月売上月費用営業利益
(帳場単体)
代行移行営業利益
(アップセル込)
保守
獲得率15%
66施設132万円94万円38万円+19施設114万円
基準
獲得率25%
110施設220万円106万円114万円+33施設246万円
積極
獲得率40%
176施設352万円122万円230万円+52施設438万円

獲得率=800m圏内簡宿441施設に対する契約割合。月費用=固定78万円+変動。

初期投資(一時)

項目金額
拠点内装・什器¥1,500,000
許可取得・設計¥500,000
運転資金(初期赤字カバー)¥2,000,000
(スマートロックは施設ごと立替回収のため別)¥4,000,000

06ロードマップ

07リスクと対応

  • 規制: 京都市の駆けつけ要件・帳場基準の厳格運用。→ 800m以内立地で物理的に担保、ICT本人確認を併用。
  • 獲得: 既存オーナーの切替障壁。→ Dent既存受託を初期母数に、帳場単体の低価格で入口を作る。
  • 競合: 既存141帳場の値下げ・囲い込み。→ ホワイトスペース立地を優先。
  • 需要変動: インバウンド・宿泊税・条例改正。→ 単体固定費を薄く、変動費型で運営。
⚠ 前提はすべて【仮置き=たたき】です。Dentの実感値で上書き前提。
帳場フィー¥20,000/月/施設変動費¥2,500/月/施設
家賃¥180,000/月人件費¥500,000/月
ICT運用¥60,000/月その他¥40,000/月
代行移行率30%代行追加粗利¥40,000/月/施設
特に人件費(駆けつけ体制)と獲得率が結論を最も左右します。数字を頂ければ即再計算します。
座標: 国土地理院ジオコーディング(番地未特定は町丁目で近似、0件は概算)。
本資料は社内検討用のたたき台であり、経営判断・対外公表の確定値ではありません。金額前提は要検証。